ココロの棘ココロの棘力の前に ただ逃げ惑い、消えるしかない灯。 ただ涙を流し、見つめることしかできない灯。 憎しみの炎に包まれ、身を焼かれながら それでも、最後の一息まで愛を誓う人々 怒りも、憤りもなく ただ身を引き裂く痛みと悲しみ。 深い深い深い、悲しみ。 暗く青く打ち寄せる波。 悲しみの海は無尽蔵の涙をたたえ 果てしなく深い。 ココロの棘は抜けない。 逆らいようの無い現実に 大切な者を奪われる悲しみと、 生き残ってしまった罪に。 ただ祈るだけ ただ祈るだけ ちょっと、あまりにも暗いですね(汗) これは、一青 窈さんの「ハナミズキ」に触発されて、少し前に書いたものです。 何故かあの歌を聴くと涙が出る...最初はただの愛の歌だと思っていたんです。 なのに涙が出る。何故? 後日知ったのですが、「ハナミズキ」は、彼女の友人がNY9・11を体験したことから生まれたものだときいて、やっとわかったんです。 私の中の棘の疼きに耐え切れずに吐き出した言葉たちです。 |